hiraitakahiro

農業とはギャンブル!?

ギャンブルと言うと自然たっぷりの中で野菜を育てている方たちから反発を受けそうですが、なぜギャンブルなのか。

それは地元の米農家さんに言われた言葉です。
「今年は数百万の赤字かな。」
数字だけ聞いたら確かにギャンブルですね(*_*;
ギャンブルと言うとお金を握り占めて一か八かの勝負に出る様子が想像できますが、農業と共通している点をあげていきます。

ギャンブルとは?


世の中には馬、自転車、ボート、パチンコ(?)といろんなギャンブルがありますが、どれも申し訳ありませんが健全なイメージはなく、自然の中で働く農業とは対極にあると思います。

小さいお金で大きなお金を求めて熱くなる。

ちなみに宝くじも立派なギャンブルで、主催者側の取り分は約54%。
ぶっちぎりのNO1に胴元(主催側)が儲かるモデルですね(笑)
パチンコは12.5%ですが、売上は2014年で24.5兆円もあり、宝くじは2014年で9000億円ぐらい。
圧倒的に規模が違いますので、これだけお客さんに払い戻してもパチンコでは利益が十分にでます。

農業のどこにギャンブルの要素がある?


小さい投資で大きな利益を出すことは仕事ですからもちろん大事。

皆様お分かりの通り農業は天候に左右される仕事です。
ニュースでもよく聞きますよね?今年の○○は豊作!今年は台風の影響で○○の値段が高騰している。

スーパーの野菜をいつも見ている奥様方ならよくわかると思います。

需要と供給のバランスが農業をギャンブルと言わせる所以でもありまして、市場へ大量に野菜が持ち込まれると野菜の価格は下がります。
それはお客様の需要に対して過剰に野菜が供給されているから、値段を下げて売らないとお客様に買ってもらえません。
逆にお客様の需要に対して野菜の供給が間に合っていない状態(有機野菜はなぜ高いのか?)。

そこを狙っていく農家もいます。
当農園も飲食店様とお付き合いさせていただく上で、八百屋さんからいつもいくらぐらいで野菜を仕入れるのか聞きますが、春と冬で値段が5倍以上違うのもざらにあり、そこを狙っていったのがひと昔に良く騒がれたレタスで有名な川上村。

市場にレタスの供給が少なくなり価格が上がったところで供給していく方法です。
この方法はギャンブルではなく販売戦略、商売としては当たり前の考え方。

そしてもっと値段が高騰する瞬間があります。
8e1bd8bdd406f5eefa7cccfd02f31512_s_R
それが台風だったり、長雨、水不足、冷夏と自然環境による影響です。
普段と同じように作っていた作物がたまたま他の地域で甚大な被害を被ったがために供給不足になり、価格が高騰。

今年の台風10号の影響で、北海道のジャガイモが大打撃を受けました。
その影響がこれから出てくると思いますので、被害がなかったジャガイモ農家にとってはいやらしい言い方になりますが、売値だけが上がり単純に今までと同じ作業をしても利益だけが上乗せされる。

逆も当然ありますが、これこそがまさにギャンブル。

農家自身でどうもできない、まさに天にお任せ状態で所得がバンバン上がっていきます。

当農園はギャンブル性ゼロ!!


市場に卸している農家さんの場合はもちろんその恩恵、逆の場合もありますが、当農園では市場に一切卸しておりませんので、例えばスーパーで売っているジャガイモの価格が上がっていても…

関係ない!

いつも通りの量をお客様にはお届けさせていただくだけですので、お客様は市場の動きを気にする必要はありませんね♪

私に必要なのはどんな環境に置かれても、ご契約いただいているお客様の野菜分だけは必ず収穫すること。
当たり前のことなんですが、これがまた難しく毎日頭を悩ませております(^_^;)

今一番気にしているのは今年が暖冬がどうか。
暖冬だと冬に収穫を計画している野菜が予定より早く育ってしまい、冬場に野菜が足りないなんてことにもなりかねません。
去年はまさに野菜が育ちすぎてしまい、虫害も予想外に長く続きえらいことになりました。

自然に合わせて作付けを計画する、露地栽培の醍醐味ですね♪