hiraitakahiro

私が3年前の私に出会った

世界ウ○ルン滞○紀のナレーターさんをイメージされるようなタイトル(を意識してつけた)ですが、3年前に新規就農で悩んでいた私と同じような悩みを抱えた方、Oさんが畑の見学にきてくれました。

なぜ農業なのか


サラリーマン=安定といまだに根強いイメージがありますが、その安定を捨てるのはよほどの考えがないとできません。
私の場合は結婚して1年経ったぐらいでしたので、妻には(もちろん冗談でですが)結婚詐欺とよくいじられます。
そりゃそうですよね。
起業して3年後に生き残るのは1割にも満たない現実、不安に感じないほうがおかしいと思いますよ。
そんな決断をしようと悩んでいるOさん、当時の私の年収の1.5倍は稼いでおり大手にお勤めという方がなぜ農業をやりたいのか聞きました。
その理由は私とほぼ同じで、今の状況に安心ができない、それなら好きなことを仕事にして生きていきたい
単純に土に触れ、空気を感じた瞬間に本能的に求めたと思います。
サラリーマンで大手といっても不況の時代をメインに生きてきた世代としては昨今のシャ○プ、○芝など何も大手だからと安心できるものはないと危機感を持っている方が多いとは思いますが、新規就農となると現実はもっと厳しい。

生きるためにはお金が必要


農業をやりたいといっても実際に農業で食べていける人はごく一部。
それなりに食べてはいけるんじゃないかというイメージを持たれるかもしれませんが、成功した人にしかスポットライトは当たりませんからね。
私も起業して1年目ですが、その売上を正直に伝えたところ「こんなにいろんなことを考えている人がこれだけしか稼げないのはショックです。」(言い回しは違うかもしれませんが、内容はこんな感じ)と言われました。
それは私が一番感じています笑。
私もこの業界に入る前にいろんな方にお金の話を聞きましたが、まともに稼げている(あくまで私の基準)のは師匠だけ。
そんな業界ですから、Oさんが求める収入を稼ぐには初期投資がかかるけれど、慣行で施設栽培じゃないと難しいかもしれないと伝えました。
そんな簡単に有機農業で稼げるならみんな有機農業やってますからね(こちらもどうぞ)。
ちなみにネットで「農家 年収」で検索して出てくるのは慣行農家だけで、有機農家の平均年収などはまさに未知数。
データ収集すらできていない状況です。
以前から行政と話をする機会があるたびに、有機農家のデータ収集をお願いしておりますが簡単にはいかず。
慣行農家に多い農協へ出荷がまずないので行政との絡みが少なく、メリットも無いのになぜわざわざ自分の年収を教えなければいけないのかというところです。
青年就農給付金受給者に限っては、売上など経営に必要な情報はすべて提出が必要になっておりますので、今後(青年就農給付金受給者のみにはなりますが)明るみになっていくでしょう。

私が先にOさんの年収、貯金を聞きました。
しかも初めて会ってすぐにです。
なぜいきなりお金を話をするのか、純粋に農業をやりたい人にとっては気分が悪くなるかもしれません。
そう思われた方はお金に対してネガティブなイメージが強いのでしょう。
お金とはわかりやすい評価なんです。
私の野菜セットにお金を出してくれるということは、私にまだ農業を続けていいよという評価であり、私のモチベーションでもあります。
野菜セットが売れないということは必要とされていないということですから、これほどわかりやすい評価はないんじゃないかなと。
そう捉えるとお金とは世の中での評価だと思いませんか?
必要とされた結果がお金という姿になっただけですから。

お金に対するイメージを確認すればその人の姿勢や考え方がわかるので、そこを正直に話せる人は本気だと私は感じます。
だから最初に話をするんです。
本気じゃない人なら相手の質問に対して答えるぐらいだと思いますが、Oさんは本気だったので私も本気で、3年前に私が知りたかったことをこちらからすべて話しました。

その結果3時間以上も話し込んでしまいましたが(楽しかったです)。

最後に


農家さんの見学に言ったときはなんでも聞いてみてください。
お金の話もそうですが、栽培方法などなんでも。
そこで変にもごもごしたり、濁したりする人は大したことないですので、やめておいたほうが良いです。
優秀な方は教えてくれます、それは「やれるもんならやってみろ。」という強い自信と実績からくるものだと思います。
ちなみに私は強い自信はあります(なかったら起業しちゃいけない…)が、実績が伴っておりませんので、行くのであれば断然師匠(こちらからどうぞ)をお勧めいたします。

Oさん、今回はお越しいただきありがとうございました。
どのような決断をされるのかはわかりませんが、お互い頑張っていきましょう♪