hiraitakahiro

F1種子は危険なの?

F1と聞いて何を想像するでしょうか。
私は真っ先にF1レースを想像しました(冗談のようなホントの話ですが、父の葬儀ではF1が好きだった父のため、母が大真面目にF1で流れるTRUTHを出棺の際に流しました…もちろん来ていただいて方々の戸惑う表情は今も忘れません)。

このF1という言葉が農家の間でも飛び交いますが、もちろんF1レースとは関係なく、一代交配のことです。

F1(一代交配)とは?


中学生だったような気がしますが、メンデルの法則を覚えておりますか?

優性、劣性という言葉が懐かしく感じる私ですが、メンデルの法則(ざっくりでいきます)では一代目の交配で優性が現れることです。

ここで注意してほしいのは決して優性だから優れているとか、劣性だから劣っているというわけではなく、あくまで交配一代目で現れる特徴が優性というだけ。
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左上に一代交配と書かれているので、これはF1。

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これは滋賀県の伝統野菜、これが固定種。

その優性遺伝を利用した種を作ることは農家にとっても、消費者にとってもメリットが大きいのでここまで広まったのは間違いないでしょう。

農家にとって
栽培が均一に進むので収穫時期を揃えやすいので、栽培計画がたてやすい。
品質、サイズが安定するので出荷サイズが決まっている現在の流通システムでは効率がよい。

消費者にとって
農家が安定した栽培をすることによって価格が下がり、誰でも野菜を食べられる環境になっている。

以前は美味しくないというイメージが強かったF1みたいですが、今は美味しい野菜がたくさん販売されておりますので是非楽しんでみてくださいね。

こんなに便利なF1がなぜ危険だと言われるのか


自然界でも当然ありえますが、人間界でもありますよね。

周りに純粋な日本人が減ってきているのを知っていますか?
今は50人に一人がハーフだとかなんとか言われておりますが、実際に増えているのを感じております。

妻には白人の血が少し流れており(ちなみにトップページに出てるのがそう)、おばあちゃんはハーフですが見た目は完全に外人。
戦時中では石を投げられたり差別は当然あったみたいですが、現代社会ではテレビをつければハーフタレントを見ない日はありません。
それぐらい当たり前になってきたハーフ。

F1ですよね。

人間社会も種の世界もF1が当たり前の時代になってきました。

F1が危険ならハーフも危険ってことになりませんかね、どうなんでしょう。

本当の問題はF1ではなく雄性不稔


F1の野菜を作っていた種苗会社にとって目的とした交配以外は必要ない。

その問題を解決してしまったのが、雄性不稔と言われる繁殖能力を持たない野菜の登場!
偶然できてしまったその雄性不稔ですが、今の種子はこの雄性不稔がほとんどだと言われております。

人間でいうと繁殖能力を持たない人間ばかりを育てているようなものですね。

雄性不稔の危険性は?


そもそもF1の種は農薬と化学肥料を前提に設計されているらしく、その危険性も言われておりますが実際に私は無農薬で栽培しておりますので、これには否定的。

そして「普通の野菜じゃないから体に悪い。」
と簡単に言い切ってしまうのは少し乱暴な気もします。

しかしながら現段階でF1(雄性不稔)の野菜たちがどれだけ危ないのか、はっきりとわかっておりません。
危険だというのであれば簡単なことで、買わなければいいだけです。

固定種だけの野菜を育てている農家さんもいますから♪
ちなみに当農園でもF1を栽培しておりますが、固定種(伝統野菜という認識で大丈夫です)も育ててます。

すっきりさせることが出来なくて申し訳ないのですが、雄性不稔の理由によりF1の種が危険だとはっきりとは言えず、そして安全だとも断言できませんが、はっきりと危険だと分かったときには淘汰されていくでしょう(されなきゃ困ります)。

それが次の時代の農業なのかもしれませんね。