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ガッテン農法(監修三浦伸章)を読みました

先日のブログに出てきたMさんとは三浦さんのことです。

過去にも別の方の本をこちらで紹介させていただきましたが、それらとはまた違った驚きが始まりから終わりまで・・・凄いの一言!

そんな三浦さんの本を著作権に気をつけながら思ったことを書いていきたいと思います。

何気ない作業の理由がここにある


世の中には様々な栽培方法、そして○○農法などいくらでもあります。
今回の本ではガッテン農法と呼んではいますが、そこに深くこだわらずに読み進めることをおすすめします。

実際にお会いし、三浦さんに栽培方法を相談した時には当然のように農機を使うことを勧めてきました。
家庭菜園と農家、同じく野菜を育てますので同じようなものと思われるかもしれませんが、農家を続けるには利益を出さなくてはいけませんのでかけられる経費も当然限られてきます。
その点、家庭菜園は趣味ですので経費という概念がありません。

目的と手段をしっかりと理解されている方ですので家庭菜園だけではなく、農家にとっても大きな驚きを与えてくれる一冊です。

ベースとしては自然農法の先駆者、岡田茂吉さんや福岡正信さんからの学びがあるようですが、そのような自然色をあまり感じることなく、理にかなった説明と便利なものは使っていくというスタンスが強いので、自然栽培とは何ぞや?という方にとっての正しい入門書になることは間違いない。

農家から見たここが素晴らしい!


個人的に一番助けられたのはリレー作と言って、この作物の次にはこれを作ってまたこの作物を作ったら良いよ~♪ということがとてもわかりやすく書いてあります。

他の本ではナスの次はハクサイが良いなど、表などで書かれている輪作ですが、この本ではAを育てて次はB、またAに戻って繰り返しで野菜も良くなってきますよ!という書き方をされているところが多く実践しやすい!

他の本ではAを育てたら何年開けましょう、Aの次はBを育てましょう…
私のような多品目を育てる農家にとっては輪作体系がパニックになります(*_*;

それがA→B→Aとなればその畝をずっと同じ体系で回すことが出来るので全体を毎年シャッフルする必要がなくなり、かなりシンプルに栽培体系を見直すことができました!!

ダイコンの種まきも新しいし、ブロッコリーの植え方もビックリ。
なぜ手を使うのか、なぜここでハサミを使うのか、すべてに理由があります。

もったいない点


エンドウの栽培についてのページ、本来であれば「エンドウ栽培・基本の流れ」が「ソラマメ栽培・基本の流れ」と誤記が( ゚Д゚)
そんな小さいところぐらい気にすんなと言われそうですが、これから自然栽培のバイブルとなり得る一冊がずっと、「ここ間違えてる~♪」なんて思われ続けるのはもったいない!!

それともう一点、栽培の説明では出てこないのにマルチ(畝に被せてある黒いビニール)を使用した栽培例の写真が載っていると初心者は混乱するかもしれません。
※増刷された際に訂正されているはずです。2018年3月現在

最後に


2千円でこのレベルの本が買えるなんて、良い時代ですね。

家庭菜園のニーズ(家庭菜園と地域の目日本だからこそ家庭菜園が必要)はこれからも減ることはないでしょうから、このような本から野菜作りに興味を持ち、自分の家族が食べる野菜は自分で作る時代がもう目の前に来ているのかもしれません。

そんな家庭菜園に負けない品質の野菜を作らなければ農家として食べていくことはできませんので、これからも勉強し続け、より美味しい野菜を作るために頑張ります!!