hiraitakahiro

農で1200万円を読んでみました♪

新規就農ではこういったバイブル的な本を読み漁りましたが、自分で新しい道を切り開いていく人の話は本当に面白いです。

まずタイトルですが、『農で1200万円!』というシンプルなタイトルはインパクトありますね。
この手の本は多いのですが、果樹だったり慣行農法だったり私のスタイルとは違うので、同じ農業とは言っても少し距離が遠い感じ…
しかし、著者の西田栄喜さんは無農薬で栽培されているので、栽培にしてもライフスタイルにしても共感する部分がとても多い!

一番注目すべきところは無農薬栽培で所得をしっかりと出していること。
ただ純粋に野菜だけを販売するのではなく、加工(行政も勧めている6次産業)もすることで一気に所得を上げています。
(それは北陸という地域柄、雪が結構降るので一年中野菜を生産・販売することは現実的ではないことから六次産業に入られたと思いますが。)

研修生時代に師匠から石川県でキムチがヒットしていて、とても小さい面積ながらもしっかりと利益を出している農家がいると聞いたことがありました。
親近感を勝手に覚え(笑)一気に読み終えましたがとにかく読みやすく、農業に明るくない人でも十分に楽しめ理解できる内容になっています。

その内容を私が書くことはできないので、ぼかしながら私の感想を♪

行政の所得に対する思考停止


その前に六次産業とは一次産業である農業、二次産業である加工、三次産業では流通、販売を掛け合わせた造語です。
農家のケースであれば、野菜を栽培して漬物やピクルス(が多いかな?)を作り、それらを直接お客様に販売するということ。

六次産業を勧めている行政の考えでは、売上を増加させることばかりで肝心の所得に対する考え方がぽっかり抜けている。
そこに著者は驚いていますが、私も同じようなことを何度も感じています(ここが変だよ公務員)
同じ売上1万円でも1時間で稼ぐのと、10時間で稼ぐのでは全く違いますよね。
売上しか見ていないのが行政・・・怖すぎる

今までの有機農家にはない新規就農のすすめ


新規就農する前には当然こういった本を読み漁りましたが、有機栽培で六次産業化をし利益を出していることを前面に出してきた本は見たことがありません。

特に有機農業では、はまりすぎると宗教っぽくなってしまい一般人からは少し引いた目で見られがち。
そこをあえてサラッと書かれているので、私にはとても読みやすかった。

お金に対しても否定的ではなく、とても柔らかい考え方で上手く付き合っていく方法を提案してくれることもありがたい。

当農園は私一人で営農し、妻は完全にOLと全く違う畑で生きているからこそ、夫婦で就農した方によくある喧嘩などはありません。
それと同時に収入を一つに絞らないというリスクヘッジという点からも、私にとってベストだと思います。

著者は夫婦がきっちりと分業することでほどよい距離感を保つことができ、上手くいっているみたいです。
そして女性の強さについても書かれていましたが、これには共感しかありませんね♪

最後に


素晴らしいなと思った点は、ざっくりですがお客様が支払う金額の1割しか1次産業では得ていない。
それなら2次、3次と自分で行えば10倍の売り上げをあげられるはずだということ。

文面からにじみ出る力強さに背中を押されるような温かさが感じられ、今の私にとって最良の一冊となりました。
面白かった~(*^^)v

7ヵ月前にこの本も出していらっしゃるのですが、パッケージが違うだけでしょうか。
レビューを見ると一緒かなとも思いますが、はて(*_*;