hiraitakahiro

野菜を売って終わりじゃない

農家がお手伝いと言ったら畑仕事のお手伝いなんてことを想像されるかもしれませんが、どうしてもその日だけバイトがいないらしい。
ということで、友人が家族経営している飲食店で(しぶしぶ)お手伝いすることになりました。

と言っても3年ぐらい前かな、バイトしてましたけどね。
前職を辞めると決めた後、給付金がちゃんと受け取れるか当然わかりませんでしたので、前職の上司のご厚意もありバイトとして働くことになったわけです。
言われたことだけやっていればいいんですから、そりゃもう楽でしたけど当然対価は安い。
雇われである以上、責任と稼ぐお金は比例するのは当たり前です。

家族経営
635452_r


今回のミッションはひたすら皿洗いという、ドラマかなと思うぐらい典型的なお手伝い。
若かりし頃、お酒の飲み方も知らずにグイグイ飲まされ逆噴射、その友人のお母さんに般若フェイスで怒られたのは良い思い出。

そこのお店は35年以上続いているお店で、家族経営+アルバイトさんで営業されております。
飲食店はとにかくすぐに潰れますから、こんなに長く営業できているのは常連さんがしっかりついている良いお店ということ。
これは私と同じスタイルで営農される農家さんにも同じことが言えます。
常連さんからいないと商売として成り立ちませんので、優先すべきは常連様!
ただバランスは大事で、常連さんばかりの入りにくいお店も潰れちゃいますけどね。

家族経営とは農業でも多いスタイル。
家族経営のメリットは、飲食店も農業も一緒でノウハウ含めすべてを包み隠さず継承できること。
昔の日本企業のように社員は家族なんて言っても、やっぱり話せないことってありますよね。

そういえば新規就農の際には必ずと言ってよいほど、
「結婚はされていますか?」
「奥さんと一緒に就農されますか?」
と聞かれると思います。
その点に反発される新規就農を目指す人も中にはいらっしゃると思います。
「なんで農業をやるのに結婚しているか?関係ないだろう!!」
コンプライアンス、コンプライアンスとうるさい世代の方にはこういった質問に答えたくないのはわかりますが、独身の方は身軽なので突然辞めるなんて言われても困るという思いがあるんでしょう。
家族がいたら新規就農に至る覚悟もそれ相応だと思われますので、古い業界ですから昔と同じ感覚で判断材料としているのはしょうがないのかなと。

営業スタート!!
597587_r


親父さんからは、
「洗い物は溜まってからやればいいからな~(*^_^*)」
という和やかな雰囲気でスタートしたは良かったのですが、驚きのフリープレイ!!

開店と同時にお客様がえらい勢いで入店、あっという間に満席。
そっからはもうず~っと皿を洗うためだけに生まれてきたようなレベルでただただ皿やグラスを洗う、洗う、洗う…

周りではもう喧嘩営業でも売りにしているのかなというぐらいに全員がオラオラモード(^_^;)
若い頃に少しだけですが居酒屋で働いていたので、この感じが懐かしくて楽しい。
営業とは喧嘩や!!と言わんばかりの6時間があっという間に過ぎ、久しぶりにみんなで働くという楽しさを思い出しました。
就農したばかりの頃は、山の中にぽつーんと一人での作業が寂しいことこの上なし。
今はそのスタイルに慣れましたけれど、みんなで一つの目標に向かうという組織での働き方も楽しいね♪

父が死んで8年ぐらい経つのですが、そういえば親父ってこんな感じだったなと少し寂しい気持ちにもなりましたけど。

最後に


飲食店様に当農園の売上を支えていただいておりますので、実際に食事をされるお客様を目の当たりにすることはとても大事なこと。
売って終わりではなく、お客様のお客様は私のお客様(ややこしい)。
農家としていったい何を求められているのか、この辺りがぼやけていると営農する上でブレブレになってしまいますからね。

最後にお手伝いのお礼もいただけまして仕事が終わった友人に、
「よし、飲み行くぞ!!」

親父さんに宵越しの銭は持たないとわけの分からないことをドヤ顔で伝え、楽しいバイト終了です(*^^)v