hiraitakahiro

新規就農の手引き(有機農家ver)

新規就農して2年目(1年半の研修期間を除く)の私なら、まだまだ新規就農を目指す人の気持ちがわかります。
青年就農給付金もありますので、これからも新規就農者は全国的に増えていくと思いますが、それと同時に廃業が見えてきた就農3年目や5年目の方もいるはず。
そんな現状を踏まえながら誰でもわかるように新規就農までの手引きを書いてみました。
新規就農を目指す方も、新規就農に興味がある方も是非ご覧ください。
※家族や知り合いに農家がいる、農地を持っている方は私の中で新規就農とは言いませんのでこの限りではありません。

準備するもの


・お金
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何をするにも必要です。

・農地
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農地中間管理機構という機関があります。
貸し手と借り手の仲介をしてくれますので、実際に貸し手と借り手が会うこともやり取りすることも(基本的には)ありません。
ただし借りることが出来る畑はほとんどが耕作放棄地で、まずは畑にすることから始めなくてはいけないところが多いと思います。

・農機
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軽トラック・トラクター(手押し耕耘機でも可)・草刈り機
最低限これだけあればスタートできます。

・育苗ハウス
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苗を育てるために必要になります。

・農機、資材置き場
農機、資材を保管する場所が必要です。
畑に保管しても良いのですが、すぐに盗まれてしまいます。
自宅など、盗まれにくい場所での保管がオススメ。

・作業場
野菜を畑から採ってきて、そのまま売るわけにはいきません。
売れる状態に調整しなければいけないので、その作業場所が必要です。

しなくてはいけないこと


・野菜の栽培
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研修に行くのがベストでしょう。
どこに研修に行けば良いのか悩むところだと思いますが(こちらをどうぞ)、簡単な考え方としては自分が将来なりたい農家を想像し、その通りの農家さんのところへ研修に行ってください。
研修期間は1年間が良いと思います。
2年間研修をする人もいますが、1年で1年の流れを掴んでください。
今もどんどん新規就農者は増えているということは、お客様もそちらにどんどん奪われていると思って間違いありません。
少しでも早く営農しましょう。
研修はあくまで教科書だと考え、優先すべきは独立した後の経験値をより早く多く積むことです。

・野菜の売り先を見つける
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新規就農の際、一番ないがしろにしがちで一番大事なポイントです。
まずは知り合いにあたり、いなければ飛び込みでも何でもよいので探してください。
ホームページ、ブログをすることも大切ですが、これらは3年経って芽が出るか出ないかの投資です。
ウェブで検索して新規就農者の野菜を買ってくれることはまずありません。
ここに期待するのは辞めたほうが良いでしょう。
確実に売り上げを確保しなければいけませんので、熱い情熱を出会う方一人ひとりに伝えてください。

してはいけないこと


・生活費に青年就農給付金を使う
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青年就農給付金があるとはいえ、それらを生活費に使っていてはいつまでたっても家庭菜園から抜け出せません。
全てを投資に回しましょう。
※青年就農給付金を当てにするのは危険ですので最低400万円はほしいところ。

・夫婦で新規就農する
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行政の口車に乗らないでください。
当たり前のように夫婦での新規就農を勧めてきますが、新規就農=起業です。
就農して生計が必ず成り立つとは誰も言えません。
一緒に働いてもし倒れてしまった(廃業)ときに立ち上がるのは容易ではありませんので、最低限のリスクヘッジは生きていくために必須。

・たばこ
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有機農家は自然のイメージが強く、たばこを吸っているだけでお客様からのイメージは悪くなります。
ある企業が新卒採用の条件として「喫煙者は採用しません。」と言ったことでも話題になりましたが、会話の際にたばこの臭いがするのは絶対NG。
野菜を作るだけではなく、接客業でもあると私は思っておりますのでたばこはありえません。

まとめ


これだけのことを実行すればあなたも新規就農できるはずです。

しかし、新規就農は誰でもできますが継続することは大変難しい。

安易に「農業やろっかなー♪」と言ってくる人もいますが生産、販売、管理、営業となんでもやらなくてはいけませんし、新規就農=起業ですからとにかくエネルギーとお金が必要です。

私も2年後に100%生き残っているとは言えません。
それでも後悔しない生き方を私は選択しただけですが、新規就農者の中にはすでに後悔している方も多いのではないかと思います。

リスクを正しく理解した上で楽しく新規就農しましょう♪