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植物工場の可能性

植物工場は多額の投資に対して商品単価は高くても200円そこそこの野菜(卸値は当然もっと安い)。

当然リターンが少ないので大量生産、大量販売が必須条件です。
しかし全体の75%が赤字とも言われ、補助金を投入した宮城県仙台の植物工場、農林水産省と経済産業省も力を注いだ大手も倒産。

今回はそんな問題が多い植物工場について考えていきます。

生産と販売はセットで考える


イメージがあまりよろしくない植物工場ですが、安定した収益を上げている会社もあります。
京都府にある『株式会社スプレッド』

赤字がほとんどの植物工場において4年前に黒字化しており、倒産した植物工場の原因である安定した栽培を成功させています。

倒産した会社と成功している植物工場の違い、販路をしっかりと確保しブランディングまでしっかりとおこなっていること。

植物工場といえば大量生産、ということは仲介業者への販売(BtoB)がメイン。

ただ間に業者を挟むことによって大量に販売できるのはいいが、単価が安い。
スーパーなどへ直接販売(BtoC)することによって、販売先へのフォローが煩雑になるが単価が高い。

どちらを選択するのかという話ですが、社長が青果卸売会社に勤めていたのでノウハウがあったということですね。

そして安定生産を確立したと感じるのは今年からフランチャイズ事業を検討しているという点です。

※フランチャイズとは何かというとコンビニがまさにそれで、親企業は商品の仕入れから販売までをパッケージとして販売し、売上の一部をいただく。
加盟店はノウハウのすべてを購入することが出来るので、一から作るより早く利益を生むことが可能。

そして植物工場のメリットといえば天候に左右されない(異常気象が当たり前の時代、飢饉ってそんなに昔々のお話なのかな)、外的要因を限りなく減らすことができる。
このメリットはとても大きい。

去年の野菜高騰を覚えていますか?

レタス1玉500円なんて時もありましたよね。

天候不良が当たり前になってきた今の時代に求められているのは価格、供給の安定。
露地栽培と植物工場、コストが安いのは当然露地栽培ですが価格、供給が乱高下するようでは困りますよね。

自然じゃない


植物工場の話になると、人工光と液肥で育った野菜は野菜を感じない。
そんな野菜を私は食べたくない、太陽と土から育った野菜を食べたいと言われるのは、やっぱり有機農業に明るい人の意見に多い。

しかしそんな意見は少数派なんですね。
日本の有機野菜の流通量を見てもらうとおり(有機野菜の需要)、98%以上の方がそんな事は気にしていません。

気にしてるのは値段と安定供給でしょう。

前回の記事で(ゲノム編集)書きましたが同じことが言えます。

すべては使い方によって良くも悪くもなる。

つい先日我が家でラップを買うのを忘れてしまい、買いに行くのも面倒だったので3日4日ラップなしで生活をしていましたが、ご飯も冷凍できないし開けたものを何もカバーするものはないし、たった1つサランラップがないだけでこんなにも生活が不便になるんだなぁと。

それぐらい現代は自然から程遠い生活が当たり前になっているんですね。

人類の歴史は進化の歴史


それを止めて自然回帰しましょう、なんて言うのはとてもナンセンス。

進化はもう止められないと言う前提で、その技術をどう法整備していくのかが一番大事。
私たちがそれをしっかりと判断すれば(選挙)何も問題ないんじゃないかなと思う。

大多数の人たちが求める商品を開発するのは当然ですので、これからはレタス以外にも栽培できる野菜が増えていけば面白くなると思います。

新しい技術をみんなで見守っていきましょうよ(*^_^*)