なぜ私は無肥料栽培に失敗したのか?

失敗といいますか部分的には成功しました。

例えばインゲン、エダマメやササゲなどのマメ科、これらは無肥料でも問題なくいけました。

今の私の答えは無肥料は品目ごとに肥料が必要、不必要という考え方をしないと失敗するということがざっくりですがわかってきたということです。

無肥料栽培とは?

まずはこちら、世の中に存在するいろんな栽培方法をまとめてみました。

無肥料ではその名の通り肥料を野菜に与えません。

ただ少し語弊があるなと思ったのが、無肥料と言っても緑肥を与える人もいますし米ぬかを与える人(私ですね)もいます。

それらは一般的には肥料と呼ぶ人もいればいないというグレーゾーン。

非常に曖昧な世界です。

そして何より無肥料は虫害が少ないです、これは本当に実感しました。

お客様は本当に無肥料を求めているのか?

答えはほぼNOだと思います。

無農薬と言えば大体の人が理解されますが無肥料と伝えてもポカーンとされることが多い、というか肥料にみんな興味がない笑

その理由として農薬は体に良くないと誰でも感覚的に認識しているのに対して肥料はコアな世界なので一般の方はそもそもよく知らない。

そして肥料が与える影響も当然知りません。

例えば化成肥料はダイレクトに野菜へ成分を届けることができるので効き目がわかりやすい。

有機肥料はゆっくりと効いてくるので扱い方が難しい。

無肥料は微生物に最大限働いてもらう栽培なので土を育てるという感覚。

※上記はあくまで私のざっくりとしたイメージです。

一般の方がそこまでこだわる理由はないんですよね。

果菜類は追肥が必要!

私が今年初めて追肥をせずに1シーズンを乗り切ろうと思ったのですが難しすぎました。

例えばシシトウ、わかりやすいぐらいに実が小さくなりました。

そしてナスは1シーズンに採れる実の数が一株10本いけば良い方だと感じます、今のペースだと。

それは商売として成り立たないレベルですね、残念ですが。


家庭菜園であればそれで良いと思いますが商売として、農家を名乗るのであればそれは非常にマズイことだと思わなくてはいけません。

上手い人だと100本は採るとベテランの慣行農家さんに言われました。

ということはナスを1本30円で卸している農家さんの10倍の値段で売らないといけないということですので、1本300円のナスになります。

買いますか?

それが今の私の答えです。

それらを求める人がいるのも知っていますが、その人たちがその値段で買うかどうかはまた別の話ですから。

農家と胸を張って言えますか?

5年目に入ってもまだ霧の中をさまよっている感覚です。

それほど世の中にはたくさんの栽培方法があって考えがあってそのベースとなる土や環境も無数に存在します。

その答えを出せるのは容易ではありませんし、その一つの答えが慣行栽培ですから。

その人類の知に反逆しているわけですからそんな簡単じゃない。

わかっていたつもりでしたが全然わかっていませんでした、お恥ずかしい話ですが。

必要なものを必要なところへ

肥料を多く必要とする野菜もありますし、逆に肥料はいらないという野菜もあります。

無肥料の野菜を欲しいという人もいますし、そんなのどうでも良いから味が大切という人もいます。

どの辺りに自分の考えを持っていくのかそれは農家によって違いますし、違うからこそ面白い。

まずは生き残らねばいけませんね♪