異常気象が当たり前の時代

毎年聞いているような気がする異常気象というキーワード

野菜が育たなかったら農家廃業です。

農家と言えば「天候に左右されるから大変な仕事ですよね。」とよく言われますがその通りで、こればっかりは農家自身では何とも出来ません。

農家になる前には「へえ、異常気象なのか。」ぐらいのリアクションでしたが、農家として生きる今は「え!大変!!これからどうなるんだろう。」と眠れない夜を迎えるなんてことは…

あまりありませんが実際どうなんだろうと思い、過去の気象データを調べてみました。

なにが異常気象なのか?


異常気象の定義ですが(気象庁HPより抜粋)
一般には、過去に経験した現象から大きく外れた現象のことを言います。大雨や暴風等の激しい数時間の気象から、数か月も続く干ばつ、極端な冷夏・暖冬まで含みます。また、気象災害も異常気象に含む場合があります。気象庁では、気温や降水量などの異常を判断する場合、原則として「ある場所(地域)・ある時期(週、月、季節)において30年に1回以下で発生する現象」を異常気象としています。

異常とは正常があって初めてわかるものなんですが、その正常と言われるデータとは?

うーん、異常気象と一言で言っても難しいですね。

気象庁が発表している過去の気象データですが、月ごとに見ると細かくなってしまうので大きく年毎に見てみましょう。

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赤線は私が引いたものではなく、

2011年は確かに日最大降水量が383.5mmを記録しており、さすがにこれは異常気象。
※2011年9月20日は台風15号で町がとんでもないことになっておりました。

ニュースで耳にする例年とは、過去30年の平均データ(2015年の例年は1981年~2010年の平均値になります)ですのでそんな年はそうそうありませんし、異常気象と言ってもこうやって数字を見てみるとなんてことない、特に異常を感じることはありません。

1626.7mmが例年の降水量となるわけですが、近似値が1981年1679mm、1997年1652mm、1999年1615mm、2012年1652mm、2014年1622.5mmと5年ぐらいは例年並み。
異常気象の定義である、30年に1回以下の頻度でいえば2011年9月は間違いなく異常気象ですが、それ以外は異常気象とはいえません。

有機野菜と地球温暖化


数字から見ると平均気温は明らかに上がっておりますので、温暖化自体は間違いなく起こっていますが、温暖化温暖化の原因は別です。

そういえば地球温暖化の原因とされている(?)CO2の排出権取引ってどうなったんでしょうか。

京都議定書が採択されたのが1997年、もう18年も前になるんですけど日本は-6%達成できたのか調べたところ、クリアしたみたいですね(ただCO2総排出量は増えており、達成のカラクリは…気になった方は調べてみて下さい)。

話を戻しますが、異常気象だろうがなんだろうが農家である以上野菜を育て続けなければいけないので、このようなデータを活用しながら安定して野菜を供給し続けることが目的です。

最後に


皆様の食卓に並ぶ野菜はふと空を見上げてポツリ「これはでかいのがくるぞ…」と感覚、直感だけで作付けしているわけではなく(もちろん感覚、直感も大事ですが)、データとも向き合いながら作付け計画を立て、栽培しているということがわかっていただけたなら幸いです。