農業は危険な仕事?

yahooニュースにこんな記事が出ておりました。

農業は危険だった!?死亡事故割合、建設業の2倍…4割が80歳以上、目立つ高齢者
リンクが切れてしまうことも考えらえるのでざっくり言うと、

高齢者がトラクターで運転操作を誤り亡くなるケースが多いという内容。

自分自身も危ないと思った瞬間は結構ありまして、あと10センチずれたらバランスを崩し事故を起こしてたなぁ、なんてことはざらにあります。
特に日本の農地は細切れでトラクターを扱っていてもターン、ターンの繰り返し、よくもあんな器用に運転できるもんだなと(私はヘタくそです)。
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トラクターを扱う場所は凸凹していますので、バランスを崩すというのはよくわかる。
最初に乗ったとき、
「こんなに不安定で危ないの!?」
と思いましたが、慣れてくると何も気にならずに悪路もスイスイ行ってしまうけれど、これが事故の元なんだなと思います。

農業従事者の高齢化
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まず個人でやってらっしゃる方が大半なので、その人が働けるというまではいつまでも働くことが出来ます。
実際に私の周りで農業に従事していらっしゃる方で若くても70歳を過ぎており、地域柄サラリーマンを退職されてから農業を始めた人の方が多い。

そら高齢者が多く働く現場と建設業を同列に語るのはちょっとね。
農業従事者平均年齢は今や66歳(2015年)、11年前には63歳ですから順調に高齢化が進んでおります。

自動車事故でも高齢者の事故が圧倒的に多く右肩上がり…結局高齢化が原因にあるわけです。
農業従事者の死亡事故が増加するのは何も不思議ではない。

働く環境


私も家族に常々言っていることがあります。

陽が暮れて帰ってこなかったら畑を探してくれ、と。

山間部に位置する畑では基本周りに人がいません。
たまに通るぐらいですので、事故を起こした場合はほぼ手遅れ間違いなし!!

実際私もトラクターではないですが、手押しの耕耘機を転倒させてしまったことがあります。
それは草が生え過ぎていると地面が見えず、そこが水捌けをよくするために少し溝を掘ったエリアでして、そこにはまってしまいコテッと。
もしそこでバランスを失っていたら、刃が回転していたら、そこに足を出してしまったら、と考えると怖くなります。

手押し耕耘機を使うことに少し慣れてきた時期でしたので、やはり慣れによる油断が一番危ないですね。

そして畑で作業をしたことがある日はわかると思いますが、夏場はいつ死んでもおかしくないほどの高温。
日陰もないところでの作業は私でも、「あっ、これヤバい・・・」とふらふらになることも多く、高齢者ならいつ何があってもおかしくない労働環境です。

最後に


農業というのは他の業界から見ればかなり特殊な業界だと思います。
以前にも書きましたが、(ブラック農家(師匠探しver))サラリーマンで生きていた人間から見るとかなり変わってますし、平成の子たちがこの状況をどのように受け入れることができるのか私には答えが出ません。

農業法人で務めるしか農業をする方法がなかったのであれば、私は農業に従事することはなかったでしょう。
この流れがどこで切り替わるのか、そのタイミングがTPPなのか他のきっかけなのかはわかりませんが、日本の農業におけるターニングポイントであることは間違いありません。