国境は消えた

以前のブログにも書きましたが(こちら)当農園の野菜を買うのに振込は面倒くさいと思うお客様も多いと思いますので、クレジットカードも使えるようにしようかと。
そこでpaypalというアメリカの企業に審査を出したところ無事に利用することは出来ることになりました(が、諸事情により設置はまだしておりません。もうしばらくお待ちください)。
その電話で対応してくださった中国人女性の話になります。

不安


最初にクレジット機能がちゃんと使えるのか不安だという人のために、paypalはテスト環境を用意してくれているんですが、その機能が上手く使うことが出来なかったのでコールセンターに連絡をしてみることに。
テスト環境は利用することが出来ない場合もある、というとても頼りない回答でしたが、しっかりと平井農園としてクレジット機能をお使いいただけますと案内されました。
しかしクレジット機能を使うには、まずこのホームページにクレジット機能を組み込まなくてはいけないので、テストもせずにいきなりお客様に使う気にはなれず。
そして自分でテストするにも手数料がかかってしまうので、他に良い方法がないか模索しておりました。

提案


そんなこんなで2015年最後の31日に担当の中国人女性から電話がかかってきました。
この日に営業電話をかけてくるのはどうかと思うところもありましたが、逆に考えると日本企業はまずかけてこないし、ほとんどの方は仕事も落ち着いていて普段よりは話が出来ると思います。
日本企業がやってしまうと違和感を感じますが、外資系企業だと許してしまうかもしれません。

内容はその後使われていないのを気にしてか、現状はどうなっているのか聞いてきましたので、
ありのままに上記理由からストップしていることを伝えると、びっくりすることにすぐに「わかりました。それでは手数料分を先に5ドル振り込みますのでお試しください。」との提案。
お金が発生する対応を日本の会社がこんなスムーズに出来るんでしょうか(稟議書を書いてからはんこ、はんこ、はんこ・・・)。
同じ不安を抱える人が多いからマニュアルになっているのかわかりませんし、他の会社に問い合わせてもいないので何とも言えませんが、すぐに不安を解消していく姿勢に外資系企業の力強さを感じました。
クレジット会社に関わらず、このような相手の立場を考えすぐに解決していくことは営業としては当たり前の姿ですが、もう一つ私が凄いと思わされた点。

日本人だけの独壇場はない


日本人以上に日本語を流暢に使いこなし(失礼ですが年齢を聞いたときに、アラサーと答えられた)、ベストな回答をしていることです。
最近のコールセンターは海外の方が対応されることも多くなってはきましたが、日本人と同じような感覚でお話できる方はあまりいません。
同じ日本人でも何を言いたいのか分からないときがあるのに、ユーモアを交えてきれいな言葉でお話される(かなりレベルが高い)ので、気付いたらこちらも自然ときれいな言葉を使っています。

年齢以外にも興味があったので少しだけ話を聞きましたが、日本語は17歳から勉強しており、日本が大好きなんですとおっしゃってました(もちろん英語もしゃべれる)。
中国とインドの台頭が目覚しく、この多治見にも海外の方が多く住んでいます。
クラウドソーシングなんて国境を越えて仕事も気軽に依頼できるようになってますし、ますます海外との競争にさらされることが多くなりそうですね。

まとめ


こんな対応を見せられたら、このように的確な状況判断が出来ているのか否応無しに考えさせられますよね。
野菜セットを販売していますが、これが果たしてお客様にとってベストな回答なのか。
単品で売っていくだけじゃなく、もっと違うものを求めているんじゃないか。
45年後には人口が2/3になる日本で、日本だけに向けた商売は多くが廃業に追い込まれると思います。
それは農家にも大きな影響で、単純に考えると今の収入が2/3になる可能性が高い。
45年後だからまだ先の話と思った方、45年後にドカンと2/3になるわけではなく45年かけてじわじわと収入が減っていくわけです。

つらい…

今からでも遅くない、まだまだ、もっともっと何かを出来るんじゃないかと強く考えさせられました。