規格外野菜流通の是非

不細工野菜を農家から買い取って流通させるという記事をみました。
ブサイク野菜を届ける企業が「オリジナルの絵文字」で伝えるメッセージ

アメリカの話になりますが、世間一般では廃棄される野菜を流通させるなんてエコで良いじゃん!…と思うんでしょう。
野菜の廃棄は2割と記事の中にあり、その野菜を流通させることで売り手と買い手が双方に得をするというものです。

確かにロスはでます。

私の場合はスーパーほど厳格な規格は設けておりませんが、虫付きや虫喰いは厳禁(それでも見落としはあると思いますが)。

野菜のカタチがあまりにも変なのはInstagramのネタに撮るぐらいですかね♪
極力お客様にはお届けしないようにしております。

カタチがあまりに悪いものは味が劣るので、味が良いものをお届けしたいのであれば当然です。
例えばキュウリ。
曲がっているものは水分や肥料が不足しているサインだったり、お尻が細くなっているなら高温など。
美味しさを求めるならキュウリが本来求めているものをしっかりと与えてあげる。
そうするとまっすぐで太さも均一なキュウリになります。

循環
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研修の時にもあまりにカタチが悪かったりで廃棄するぐらいならほしいなぁと思っていました。
しかし廃棄と言ってもゴミになることはありません。

畑の肥やしになるんですね♪

全くの無知で飛び込んだ世界だったので、土を作るというか作ってもらうという感覚が全くありませんでした。
ですので畑に全て還すという行為の意味もわからず。

変なことを言いますが畑のことを考えるのであれば、人間が食べる方がよっぽもったいない。
全てトイレに流れてしまいますからね(笑)

うちは規格外だろうがなんだろうが余ったり食べなかったものは全て畑に戻します。
無理に全てお届けしようと思っておらず、良いものをお客様に届け続けたいという考え方。

普通の農家は廃棄をするの?


私、入り口が無農薬栽培からですのでスーパーに並ぶ一般的な野菜の作り方(化成肥料をまいて農薬を使う)を知りません(^_^;)

ですので廃棄するという考え方がないので、一般的な農家さんの言う廃棄を調べてみました。
慣行農法の方が言う廃棄とは畑に戻すことを指すみたいです。

・・・一緒ですね。
ということは単純に考え方の違いということ。

ロスをなくす方法としてはもちろん良いアプローチ


私のような考え方であれば畑へ還すことにメリットがあります。

しかし慣行農法のように「外的要因を限りなく減らし、畑のコンディションを自分で整えいく」のであれば、畑に野菜を還すなんて私はしたくありません。
コンディションを自分から崩していくようなものだと思いますし。
そのような条件での栽培を考えると今回のようなシステムは大変にありがたいはずです。

当然有機農法でも廃棄と考える人は多く、実際に勉強しに通っていた農家さんは畑に戻すことなく隅っこで山積み。
その方は綿密な施肥設計をしておりましたので、そこに廃棄する野菜を入れることによってそれらにずれが生じます。
本来の有機栽培はそうなんだと思いますよ。

一番怖いのが安ければ別に気にしない層が思ったより多く、本来売りたい商品が売れなくなること。
ロスを少しでも減らすために販売しているので利益はほぼないでしょう。
そこが売れて本来利益を得るための野菜が売れなくなると、これまた本末転倒で厄介。

それに日本でこのシステムは流行らない、というか流行らせられないと思います。
それは豊作の時に生産調整(ニュースで畑のキャベツがそのままの状態でトラクターで耕されている様子)をして、価格下落を止めているのに廃棄する野菜を販売することはまずありません。

あったとしても今年のような不作の時に行うぐらいでしょうし、供給が不安定なものほど商売に置いてはデメリット。

ただ有機野菜は一般的に割高なので買えないという層には合致するとは思いますが、ニーズは限りなくゼロに近いと思います。
有機野菜の需要も見ていただければご理解いただけるかと。