田舎と有機農家と防犯対策

ニュースでも取り上げられました、寺坂農園さんのメロンに除草剤がまかれてしまった事件。

寺坂さんは本を出してまして、私も発売日に買って読んでますからどんな想いでメロンを育てているのかが強く伝わってきます。

事件の詳細をブログに書かれていましたが、もうね…震えました。
これをやられたら私は離農するかもしれない、それぐらいエグイことやられたんですよ。

直接的な除草剤散布方法については濁してありましたのでここでも触れませんが、これは昔から聞くオーソドックスな嫌がらせ(というか犯罪!!)。

簡単でダメージが大きいので、嫌がらせをする側にとってはこれ以上ない方法でしょうね。

農家の防犯対策


実際に私の畑も不法投棄にあっていますが、これといって対策はありません(夏野菜と追肥と自然栽培)。

防犯カメラといってもタダではないですし、破壊される可能性もあります。

ちらっと覗いてみましたが、畑のような何もないところに設置するには面倒ですね。
SIM搭載のやつがあれば自動でクラウドに録画保存なんてできそうですけど、そこまでの需要がないのかなぁ。

畑を24時間監視するのは無理!

私のような規模で面積だけをみれば可能かと思いますが、防犯対策までやらなきゃいけないとなるとかなりキツイ。

今回は除草剤とありますが、除草剤なんて車から降りてザバッとやられたらもう終わり。

先日も畑エリアに建っている家の軒先に干していたニンニクが盗まれたみたいで、ダミーの防犯カメラを付けたと言っていました。

深夜なんて誰も見てません。

 

特に畑があるようなところはそうですが、民家も少ない田舎ですからね。

誰が除草剤をまいたのか?


同業でしょうね、昔からこの手の話はよく聞きますし。

農家は嫌がらせ行為に対してあまりにも無防備。

どの仕事でも一緒と言われるかも知れませんが、除草剤一発でその年の売り上げが消えるわけですから、大ダメージ!

次に心配なのは模倣犯。

今回も模倣犯を心配してマスコミに対してこれ以上騒ぐなと言っています。

ある程度売り上げがあるなら防犯カメラ一択でしょう!

私も心配だなぁと友人に言ったら、
『お前は大丈夫!全然儲かってないだろ笑』 

・・・

反論できないぜ!!

高単価な野菜は作らない


メロンやスイカを作ってとよく言われますが、私は作りません。

なぜ作らないかというと(個人的にあまり好きではないというのは置いておいて)、盗られた時に被害が大きいから。

葉物みたいに回転率も良くないですし、作るのに時間がかかるし高単価だから盗られやすい。

家庭菜園をやっていて盗られたなんて方も多いのでは?

それぐらい盗難は農家にとって日常的に発生しているんですね。
高価な野菜を作ればハイリスクハイリターン、安価な野菜を作ればローリスクローリターン。

JAは地域で当たりはずれが大きい


今回の事件では農協脱退の逆恨みじゃないかといった線もあるみたいですし、加入するのは私も避けたい(加入しろなんて言われたことないですけど笑)。

特に田舎は同調圧力が半端じゃないので、嫌がらせも半端じゃない!

愛知で新規就農した友人は3反以上やるなら水を管理している組合(農協?)から組織に加入するように言われみたい(農協は悪なのか)。

そりゃ管理もせずに水が欲しいと言われても困るのは当然ですが、利用者が平等にお金を払って管理は外部委託のようにできないのでしょうか。

お金を払うだけなら良いけど、付き合いが町内会(農業は町内会の延長線)のような具合だと思われますので加入は是が非でも避けたい。

無駄に補助金を農家にばらまくのが農林水産省はお好きですから、合理的なことはしないでしょうね。

友人もこれ以上面積を増やせないから、野菜だけを売って生計を立てる農家とは違う道を歩むみたいですし。

地方は高齢化で草刈りもままならず耕作放棄地絶賛拡大中なのに、こんなことしてて良いのでしょうか?
このままでは水路、草刈りを管理する人がいなくなっちゃいますよ。

最後に


これはどこの業界でも一緒、嫌がらせはあります(今回のは凶悪過ぎますが)。

先輩農家さんが言ってました。
挨拶運動をコツコツするしかない、少しずつ地域から信頼してもらうしかない。

防犯カメラはないけど地域の目はありますからね♪