迫りくる獣たち

平井農園は山間部にあるんですが、山間部で畑を持つ農家の悩みは獣害

多治見ではイノシシ、ハクビシン、アライグマ、ヌートリア、おまけにカモシカ!!

普及員の方が平井農園第二圃場の電柵外にいたのを撮影し見せてくれました。

なんと豊かな自然、農業をやっていなければそんな感想を述べるところですが、いかんせん農家の身としては恐ろしいことこの上なし。

ちなみにサルが出たら終わりと言いますが、近所の農家さんが過去に一匹だけ見たことがあるらしいのですが、はぐれた単体だから大丈夫らしいです。

彼らはとにかく知能が高いので何をしてもその場限りの対策しか現状はないと思いますので、集団で本気を出されたらもう個人ではどうすることもできないと思います。

現状では農家グループで檻を設置しイノシシを捕獲しており、以前解体に同席させていただきましたが80kgクラスにもなると恐怖を感じるほどの大きさ。

生きてこのサイズに出会った日には命の危機を感じるのは間違いないです。

私の畑にも過去分かっているだけで3回は侵入されており、しっかりと野菜を食い散らかしていきますが、ここまで人間側の主張。

動物側からしたらとんでもない話


江戸時代には3000万だった人口が今や1億2000万に増えてますから、そりゃ当然今まで動物たちが暮らしていた環境を人間たちが追いやっているのは間違いないはずです。

私が住んでいる多治見を見るだけでも山がいつの間にか住宅街になっており、人口が減少に転じたにもかかわらず山を切り崩してますから。

人口データはありますが動物に関してはデータが見当たらず、捕獲数の推移しかありませんでしたが1990年代以降激増しております。

そしてハクビシンは在来種説もあるので何とも言えませんが、アライグマやヌートリアは完全に外来種です。

ヌートリアは毛皮を取るために移入、アライグマも毛皮かなと思い調べてみると意外な事実がウィキ先生に書かれておりました。

ウィキペディアより引用
北米原産であるアライグマは日本には生息していなかったが、日本国内で初めての野外繁殖が確認されたのは1960年代のことである。始まりは愛知県犬山市にある日本モンキーセンターが1961年に飼育し始めたアライグマのうち12頭が翌年に脱走し、ほとんどが回収されたが2頭のオス(一部ではメスとの報告もある)が未回収となったことで、その翌年の1963年には付近の農家から「尻尾に縞模様のあるタヌキ」の目撃情報があった。その後、しばらく経過した1977年に犬山市と隣接する岐阜県可児市で住民がアライグマを捕獲し、野生化が正式に確認された。そのアライグマを捕獲した住人は、アライグマの繁殖を試み始め、1982年には30-40頭を野外へ放している。

日本モンキーセンター何をしてくれてるんですか…


平井農園は多治見市と可児市の境目みたいなもんですから、これは大問題ですよ!!

なんと当農園に現れるであろうアライグマはあの日本モンキーセンター出身だったとは。

これは知りませんでしたし、50年も経ってますから1年で子どもを生むことができるアライグマのことです、とんでもない数になっているはず。

獣害を減らすには獣を物理的に減らすしかない


街を歩いていて毛皮を身に着けている人を見たことがありますか?

私はありませんし、身に着けている人がいたら純粋に引いてしまいます。

食べることに関してはジビエとしてイノシシ肉やシカ肉を食べましょうと運動をされている団体もいますが、これも実際に盛り上がっているのかというと、どうなんでしょうか。

そんな団体を調べるために「ジビエ 岐阜」で検索していると猪鹿庁というNPO法人が運営するホームページがヒットしましたが、サイトタイトルからデザイン、メンバー紹介からとっても見やすく面白い。

そしてブログの内容も濃いですし、命を扱うだけあってそこはしっかりとした思いを感じます。

イノシシの解体


イノシシ肉を分けてもらい食べたことがありますが、肉として食べれられる状態にするまでにかなりの労力と経験、知識が必要だと感じました。

スーパーに並ぶ豚肉、牛肉、鶏肉は今でも安いとは思いますがTPPにより牛肉は 約3割関税が下がり他も撤廃が多いので今以上に安くなると思います。

それらの影響を考えるとジビエが置かれた環境はより厳しくなることは間違いないでしょう。

長くなってしまうので中途半端ですがここで今回は終わりにしまして、次回は獣害の対策について書いていきたいと思います。

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