野菜とニートの育て方

私が借りている畑の周りには市民農園で野菜を作られている方がたくさんいらっしゃいます。
その方達を見ていてふと思いました。

毎日毎日、お水をせっせとあげているんですね。
ちなみに私は水をあげるのは夏季に苗を定植した後の数日ぐらい(例外はナスの畝に1週間雨が降らなかった時だけ)。
それ以外は一切水をあげません。

そもそもどうして水を与えるのでしょうか?



当たり前ですが枯れるからですね。
ではどうして枯れるのでしょうか?

野菜は水分を主根という真下に伸びる根の先端から吸収しておりますが、その主根が伸びずに自分で地中から水を吸えないため、表層から水をあげないと枯れていきます。

ではなぜ主根が伸びないのでしょうか?
それはお水をあげるからです。

禅問答のようになってきましたね…
水をあげないと枯れるけれど、水をあげると根が伸びない。

うーん、ニワトリが先か卵が先かに似てますが、答えは最初に少しだけ水をあげて、あとは自分自身で水を吸収できるよう見守るだけ。

ただ全てが必ず成長するとは限りません。
苗によってはその環境に耐えられず枯れていくものもあるでしょう。

畑に苗を植えてから、その土に根が張るまでが不安でついついお水を毎日あげてしまい、自分自身で水を吸収できるだけの根が育たなかったということです。

これって人間にも言えますよね?


部屋に引きこもったニート(苗)にご飯(水)を与えると、自分自身で動かなくても食べていけるわけですから自分から動くこと(根を伸ばすこと)はしません。
ただここでご飯を与えないと当然ですが死んで(枯れて)しまいます。
死ぬ前に行動する(根を張る)か、そのまま餓死する(枯れる)かのどちらかですね。

初期対応がとても大事で、ここが大きなターニングポイントになります。

気を付けなくてはいけないことは初期対応を間違えた後、突然ご飯(水)を切らないことです。
自分自信にその力がないのにいきなりどうぞご勝手にと言われても、苗は枯れますがニートは暴走する可能性がありますのでお気をつけください。

意外に野菜と人間は共通点も多く、農家をやっていても畑から生き方を学ぶことがとてもたくさんあります。
ここからは私の想像ですが、世の中にはニートを作りたい人もいるんじゃないかなと。

ニートの傍にはニート育成者がいる


ちゃんと土に根を張れたにも関わらず、毎日水をあげ続ける人は必ずいる。

このような人の手にかかればどんな苗でも弱々しいニート苗の完成です。

親が子どもの根を張らせないようにしている様子を周りでもよく見かけますし、子どもが成長できるチャンスを一つずつ丁寧に潰していく親もいます。

枯れるギリギリのところが一番成長するチャンス!!
必要なのは見守る優しさ。

私も苗を植えた後が心配で心配で・・・それでも最低限のことしかしません。
子どもがいない私が言っても説得力はないかもしれませんが、毎日水をあげるおじいちゃん、おばあちゃんを見ていてふとこんなことを思いました(*^_^*)