朝市と有機野菜の相性

2015年9月13日セラミックパーク美濃軽トラ朝市、平井農園として初めての朝市を経験させていただきました。

研修生時代にぐりーんままんという朝市に何度か松本自然農園研修生として参加をさせていただきましたが、まずは今回の朝市との違いを様々な角度から考えていきます。

ぐりーんままん


お客様はオーガニックや健康に対する意識が強い子どもを持つ母親。

安さではなく、質を求めてこられる。

お客様を絞っているので出展者に求めれているものがわかりやすい→お客様も求めているオーガニックや健康に絞られた商品を効率よく買うことが出来るので客単価も高い。

セラミックパーク美濃軽トラ朝市


これがほしいという目的はなく、比較的年齢層が高い。

一番目を引く安さが求められやすい。

ターゲットが絞られていないので出展者サイドからはどういった購買層が足を運んでくれるのかがわからない(野菜、弁当、ファーストフードetc)→お客様もとりあえず出展されている店を見ながら良いものがあれば買うぐらいなので、客単価は低い。

平井農園(朝市一参加者)から見たデメリット


スーパーの野菜と比べると当農園の野菜は安くありません。

珍しい野菜で目を引くことはできましたが、安くないので値段を見て離れていかれる方が大半、単価が高い農家にとっては厳しい。

そして一番のデメリットが地元(田舎)で売るということ。

当然田舎では親族、知り合いが農家という方多く、野菜は貰うもの、もしくは安く買うものという意識が強いので、有機野菜だろうが無農薬野菜だろうが関係ない方が大半だと私個人は感じました。

売れるともわからないものを大量に持っていくのはとても難しく、売れなければ収穫した野菜は鮮度を売りにしている当農園としては純粋なロスです。

しかも青空での販売となると鮮度が命の野菜にとっては厳しい環境。

これが出荷日の翌日であればまだ良いのですが(収穫翌日に食卓が基本)、開催は日曜日なのでそうはいきません。
経費として朝市の参加費、交通費、普段はしない野菜ごとの包装、ただ並べるわけにもいかないのでかごや看板。

勝手に大根が畑から値札をつけた状態で歩いてきてくれるわけはないので、これらに2時間ぐらいはかかるとすると、5,000円でも売上があればこれらは問題ない(ペイできる)です。

スーパー基準で大根1本200円として25本。
ここに利益を加えるには単価を上げるか販売量を増やすしかありませんが、販売量を増やすにはそれに伴い経費も増加。

それなら単価を上げればよいと思われるかもしれませんが、安さを求めてこられるお客様に大根1本400円は受け入れられるのでしょうか。

そして当然販売もしなくてはいけないので4時間拘束、細かいこと抜きでざっと書かせていただきましたが、 正直なところ商売としては厳しいと感じました。

メリット


デメリットばかりを書いてしまいましたがそれ以上のメリットがあるんです。

宣伝、平井農園をPRする場所として活用する。

岐阜県多治見市で平井という脱サラした男が有機野菜作ってます。」

この事実を知ってもらうことはとてつもないメリット。

ここからどこに波及するのかはわからないので、これが私にとって朝市へ参加する目的と言ってもよいと思います。

ちなみに研修での朝市参加の目的は、研修生に野菜を売るとはどういうことかを現場から理解すること。

朝市の売上は普段の売上と比べ物にならないので、研修生のために参加していたといっても良いと思います。

そんなわけで初めて平井農園として朝市へ参加した感想を長々と書かせていただきましたが、当農園としてはいつも定期でご購入いただいてるお客様を第一に考えおりますので、余剰した野菜などがない限り参加しないかもしれません。

もし朝市で平井を見かける時がありましたらぜひ声をかけてみて下さい。
どんな質問でもお答えしますので、遠慮なく聞いてみて下さいね♪