自然=善・農薬=悪はもうやめませんか?

お取引先にて農家、八百屋、飲食店の交流会へ人生で初めて参加してきました♪

多治見で私のようなスタイルの農家は知らないので、同じ話が出来る人が周りに一人もいない環境で農業をしている私にとっては少し興味があります。

交流会の場所はShanties(シャンティーズ)という名古屋市千種にある飲食店さんで行われました。
基本は愛知県の野菜を使っておりますが、時季外れに無農薬のレタスが欲しいということで私のところへ話があり、そこからのお付き合いですね。

事前に投げかけたい質問を聞かれていたので、それにそって食事をしながらディスカッション。

参加者たち


今回の参加者は私を含めて農家さんが4,5名。
八百屋さん4名。
飲食店さん2名。
カメラマンさん1名。
よくわからない人数名。

司会の田原総一郎ポジションを今回の主催者。

共通点はオーガニックでしょうか。

ディスカッションタイム


他の方の質問は、農家の世代交代だったり、土が健康なら野菜に虫はつかない?だったりですね。
前者の答えとしては無理にやる気のない人をこの業界に引っ張り出しても続かないし、意味がない。
後者の答えは土が健康(という定義が難しいですが)でも虫は喰います。

正直に言うと全体の流れが右向け右の一方通行になりそうな雰囲気だったので、私は有機農業にとっての問題提起ばかりしてました。

師匠と話しているときは、
「私はこう思うけれどあなたはどう思うのか?」
という正直な気持ちをお互いにぶつけ、正反対の意見が出ると話が盛り上がるし何より楽しい。
今回のような交流会は私の性格に合ってないのかもしれません。

事前に提出していた私の質問は3年以上農家を続けている人対象に、新規就農者に対する何か思うことがあれば聞きたいという話でしたが、該当者がいませんでした。

ということで「農薬はなぜダメなのか?」という質問に変更。
司会の方が、答えを求めるも誰一人手をあげない。

「誰も農薬がなぜダメなのかはっきりと答えられないのに、お客様に農薬はダメだと勧めている。この現状はおかしいと思いませんか?」

めっちゃ嫌な奴かもしれませんが、もう○○は危険、○○は危ない、だからオーガニックという流れは辟易していたのでこの発言をさせてもらいました。

その中で一人、
「DDTという農薬はレイチェルカーソンの「春の沈黙」で問題提起された農薬で発がん性が認められている。世界で生産、販売が中止になっている。」

そこにはまず農薬が悪だという前提が見え隠れしており、なぜそこまでDDTが使われるようになり、なぜダメなのか=発がん性という便利な言葉を使えば誰も表立って反論はしにくい。

しかしDDTはマラリアの感染媒体となる蚊に対して有効です。(農薬は必要?)
50年以上も前のことが未だにそうなんだと使われていることに危機感を覚えます。

最後に


今回の交流会は良くも悪くも想像通りでした。
当たり障りのない質問に答え。

もっと本音でぶつかり合って、なんだお前はぐらいの勢いのある人がにいたら面白かったのになと思います。

「相手の反対意見をいうことは喧嘩ではない。」

脱サラするとまず聞かれる、今は何をしているの?という質問。
有機野菜を作っていると知人に言うと、
「ああ、なんか宗教っぽいやつね。」
と言われました。

自然が一番で農薬は悪という図式ではなく、経済含めていろんな角度からアプローチをする必要がある。
有機農業とは化学で様々な知識を必要とする専門職。

いい加減盲目的な有機信仰に線引きしないと、いつまでたってもこの業界は1%未満の小さく狭い世界だと強く感じた交流会でした。

ちなみに料理は一緒についてきてくれた妻が美味しいと言っておりました♪
食べ〇グの評価よりもよっぽど信頼できますよ、昔から美味しいものばかり食べてますからね・・・(^_^;)