生活の豊かさと食料の関係

日本人の主食はなんでしょうか。

「お米に決まっているじゃないか。」と思われた方は残念。
現代の日本人の主食はパンになっております。
2011年の総務省の調査によりお米の消費量をパンが上回りました。
今の若い人は食べないのかなと思われた方、これも違います。
お米を食べなくなったのは高齢者と言われておりますが、実際はいかがでしょうか。

今朝あなたはお米を食べましたか?
私はもちろん…

野菜ですが(農家の鑑)、野菜ばかり食べるのもNG、食事はバランスです(こちらもどうぞ)。

そんな食の中心と言っても過言ではない穀物の消費量ですが、生活が豊かになれば穀物の摂取量も減っていくことがわかっております。

次は昨日の夜、何を食べたのか思い出してみてください。

お肉が並んでいますよね。

そのかわり間接消費量が増えていくので、実際に穀物の消費量はずっと右肩上がりを続けており、このままでは食料が不足するとも言われ続けております。

間接的に穀物を消費しているとはどういう意味でしょうか。
肉の一人当たりの消費量は半世紀で8.9倍、乳製品は7.6倍。
ちなみに牛肉1キロを生産するのにトウモロコシなら11キロ必要です。
豚肉は7キロですが、鶏肉に関しては4キロで卵1キロにトウモロコシ3キロ。
1キロの鳥のから揚げを食べていることは、間接的に4キロのトウモロコシを食べていることになるわけですね。
これらの間接消費量(肉食)が世界レベル、特に中国で顕著な伸びを示しているので、世界中で食糧危機とも言われております。
食料を大量生産、輸出している国と言えば、お隣の中国…が今までは当たり前でしたが、今では穀物が輸入に転じており、その理由はやはり中国人の食生活レベルが向上し、肉、乳製品、卵の消費量増加
2013年では世界で1億700万トンの豚が消費され、その半分が中国人みたいです。
人口がとてつもないので、消費に転じたらその消費も桁違い。
発展が進んでいる中国とインドで世界人口の4割弱を占めており、その方たちの生活が豊かになるということは日本と同じように肉食が増えていくので穀物がとてつもないペースで消費されていくのですが忘れてはいけません、日本も同じ流れできた過去があります。

焼肉って私が幼少の頃はそうそう行けなかったんですが、昨今では安い焼肉屋チェーンもたくさんあるのでお手軽な外食になっております。
しかし、牛肉1キロを生産するのに11キロもトウモロコシを必要としているわけですから、この食生活の裏ではどれだけの犠牲が払われているのか嫌でも考えさせられますね。
肉食をやめれば食料問題にも少しは変化が現れると思いますが、今の食生活をやめて野菜や穀物中心の食生活にしましょう、と言いわれてもいったいどれだけの人が行動を変えるのでしょうか。

日本での穀物生産量は1990年代が1,440万t、2013年が1,178万tと約18%も生産量が減っております。
私はスーパーで買い物をするときに成分表示をみるんですが、アメリカ産大豆の多いこと多いこと。
国産大豆を使用した納豆を買うのも一苦労(こちらをどうぞ)。
私の妻はたらこが好きでよく買うのですが、スーパーの原産地を見てみるとアメリカ、忘れてしまいましたがもう一カ国ぐらいあったはず。
国産がなかったので少し困ってしまいましたが、調べてみると現在日本では北海道、海外ではアラスカやロシアで漁獲され、アメリカ、ロシア、韓国から輸入されているみたいです。

関係ない話かなと思いきやそんな事はなく、たらこでも海外産がメインになっており、穀物も輸入に頼っていると言うことは自国で賄えていないということですので、いつもの繰り返しになってしまいますが、国内産の需要がなければ作る側もいらなくなるわけですから、この状況が変わった際にすぐ国産へというわけにはいかなくなります
それは農業も同じで海外産に需要を持っていかれたら国内での生産者はどんどん消滅していき、いずれ海外産以外購入することができなくなり、世界の情勢(主に投資家)に大きく振り回される時代がくるということです。

これが何を意味するのか、個々人で考えることが大切なのはもちろん、自分の食べるものぐらい自分が住む地域で賄うと言うことが体にとっても良い。
その土地で育った人の体は、その土地で出来た食べ物によって作られていますから(現代にこの考えは通用しないかもしれませんが)、それが健康、環境、地域の活性へと繋がる一つの答えなのかなと私は思います。