春野菜を食べてみよう

桜も散り暖かくなり、野菜も大きく育ってきましたが野菜で大事なのは(安心は当たり前として)美味しさ!!
それと見た目も大切です。

冬と春でも育てているカブ、ダイコン、ニンジンなどの根菜類や、コマツナ、ハクサイなどの葉菜類。
同じカブ、コマツナでも冬と春では味に大きな差が出てきます。

冬野菜と春野菜の味の違い


冬の野菜では凝固点降下(こちらこちらをどうぞ)によって野菜が甘くなり、根菜類、葉菜類にとっては最高の季節。

美味しさの点で言えば冬野菜が一番美味しく、虫害も少ないので無農薬で野菜を育てやすく、長期間出荷できるので農家としてもやりやすい。

春はどうでしょうか。
寒さにあてることはできませんので、冬と同じ美味しさの野菜を作ることは不可能ですし、冬と比べてしまうとどうしても味は落ちます。

春野菜はデトックス


春野菜というとタケノコ、ナバナ、ミツバなどありますが野菜が苦くなりやすく、それは害虫から身を守るための自己防衛手段(こちらもどうぞ)として植物性アルカロイドが多く含まれるからです。

春野菜はデトックスと言われる通り、腎臓のろ過機能を上げて体内の余分な熱分・水分を排出する作用があるそう。

小さい頃はナバナが苦いので嫌いでしたが、こういった理由があったんですね。

春野菜の難しさ


「それなら冬に種をまいて寒さにあててから春に出荷すればよいんじゃないの?」
と思われるかもしれませんが、ここで春野菜の難しさがありまして…

寒さにあててしまうと、暖かくなってきたときにとうが立ってしまいます。
とうが立つ(花芽分化)とは花を咲かせようというスイッチが入った状態のこと。

一定期間寒さにあたり、その後暖かくなると一気に花を咲かせるんです。

菜の花畑を見に行かれた方もいると思いますが、見渡す限りの黄色いじゅうたん。
菜の花畑というのはアブラナ科の野菜たちがとう立ちした姿ですのでダイコン、ハクサイ、キャベツなどの菜の花もありますよ。

ダイコンなら白い十字の花が咲きますし見応え十分ですが、出荷できなかったということですので農家としては残念(笑

そしてとう立ちをすると芯ができてしまい食味が悪くなりますので、一般的には商品として出すことはできませんので実際に見たことがあるという人は少ないんじゃないかと。

5月ぐらいにはハクサイを切ってみると蕾が出来ていたなんてこともありますが、ちゃんとハクサイの味をした菜の花ですので美味しくいただけます、ご安心ください♪
ダイコンの菜の花はダイコンの味がしますし、キャベツの菜の花はキャベツの味がするので面白い。

忙しい春野菜栽培


春野菜とは先ほど触れたとう立ちとの戦いになります。
例えば2週間毎にレタスはとう立ちを繰り返しますので2週間毎に種をまいているわけです。

1年のうち一番面倒くさい(笑)季節かもしれませんが、一年で一番やりがいを感じるときでもあります。

冬の間まったく生えてこなかった草たちが一気に背丈を伸ばし始め、春の訪れとともに有機農家の宿命ともいうべき草刈りが始まる…

そう考えると嫌になってきますね(悲

まとめ


春の野菜は冬と比べると食味が劣る。
苦みにも意味があり、食べ過ぎは注意しなくてはいけないが適度に食べることでデトックス効果がある。
アクをとって美味しく野菜をいただきましょう♪