美味しいとは甘いことなのか

食事をして美味しいものを食べたときは幸せな気持ちになりますね。

美味しいとは何でしょうか?


舌には味蕾という器官で甘味、塩味、酸味、苦味、旨味を感じます。

あまり濃い味付けだとだんだん味覚も変わっていきますので、濃い味しか感じれなくなっていきますがご安心を。

味蕾は一定期間で細胞が入れ替わるので、薄味に戻していけば繊細な味も感じることが出来るようになります。

辛くて美味しい。
苦くて美味しい。
酸っぱくて美味しい。
甘くて美味しい。

やっぱり甘くて美味しいが一番しっくりくる気がします。

私も一番言われるのが、「〇〇は甘くて美味しかったよ!」です。

なぜこんなにも甘さが持て囃されるのか調べてみました。

甘さが味覚の中で一番わかりやすい
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お年寄りが甘いものを求めるのにも理由がちゃんとあり、老化が進むと肉体は衰えていくのは当たり前の話ですが、味覚も同じように劣っていくわけです。

そうすると今までのような味付けでも同じ味を感じることができなくなりますので、何でこんなに味が濃いの!?ということに。

最後に残る味覚が甘味と言われており、だから老人は甘いものを好む傾向にあるみたいでして、確かに私の祖父もとにかく甘いトマトが好き、スーパーに行っては甘いトマトを買っていました。

子どもが甘いものを好む理由は老人とは逆で一番原始的な味覚が甘味とも言われおり、甘味が一番人間にとって分かりやすい味覚ということでしょう。

ちなみに旨味という味覚があるのですが外人の方には分かりにくいらしく、東京帝国大学(現:東京大学)教授の池田菊苗博士が1908年に旨味のもとがグルタミン酸であることをつきとめ、その「うまみ」が世界で認められたのは1980年代になってかららしいので結構最近ですね。

甘さとは糖であり生物が生きてく上で必要なもの
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甘さを求めるのは生命を維持するために必要な糖を摂取するため、それが甘さを求める理由の一つでもあります

そんな野菜の中で一番その傾向が顕著なのがトマト。

「小さい頃食べていたトマトはこんなに甘くなかったよ、今のトマトは甘すぎる。」という意見もありますが、その理由としては輸送の問題で早めに収穫するため甘みが乗らないというのが真実じゃないのかなと思います。

ちゃんと熟してから食べればそれなりに甘みはあるはずですから

しかしそれ以上に最近のトマトは甘い!

フルーツトマトと言われてスーパーに並んでいるのを見ると、それならフルーツ食べたほうが早くないかと思ってしまう捻くれた農家ですが、皆さんはどう思われるでしょうか。

ただ甘いトマトばかりが増えているのはニーズがあるから。

消費者がそれを望んでいるということですから、農家して甘いトマトを作るのは当然。

確かに甘いトマトは美味しいです、それは私も同感ですが甘いトマトを作るかどうかは別としてそれって何か違うんじゃないかなと極小規模農家としては思うわけです。

とにかく甘ければ売れる、だから作るというのはとてもわかりやすいのですが、そこに迎合するのは平井農園スタイルじゃない(と言いつつ作ってたら生暖かい目で見てやって下さい)!

冬の野菜もトマトと同じぐらい甘い


冬に入ると寒さにあたり野菜自身が凍らないようにでんぷん質を糖に換えます(有機野菜は美味しさへのアプローチ)。

特に雪に埋もれた野菜たちは自身を一生懸命守るため最高に甘くなっており、昨年は研修中ではありましたが借りていた農地で栽培テストをした結果…

今まで食べたことがないぐらいの甘さにびっくり!!
(トマトの甘さがどうだ、迎合するのはどうだと言っていたのにやっぱり甘さは正義だなという二枚舌)

そのときはピンポン玉サイズの小カブでしたが、人生で初めて野菜に感動しましたね。

それは自分で作ったということもあると思いますが、これが凝固点降下を実体験した瞬間でもありました。

全ての季節でそれぞれ色がある野菜セットを自分自身楽しみながら栽培しておりますが、冬は野菜としての甘みが乗る最高の季節だと思いますので是非平井農園の野菜を一度ご賞味下さい。