「秋を味わう宴」in徳林院

先日徳林院にて「秋を味わう宴」というイベントが催され、そこで農家として参加させていただきました。

料理で地元の野菜を使いたく探していたところ、たまたまfacebookで私のことを知った主催者の方より平井農園ページにメッセージをいただき、一度お会いすることに。
そして実際に料理を作られる中山武文シェフはこられる予定ではなかったのですが、以前希望した野菜とイメージが大きく違っていたとの理由から、実際に畑を見て野菜を味わってから使いたいとのリクエストをいただいたので、イベント前に一度お会いすることになりました。
中山シェフは野菜、パンフレットの表紙に人参を載せるぐらい野菜にこだわりを持っておられ、特に有機野菜が美味しさへのアプローチと理解されている方

最近降り続いた雨で畑に入れる状態ではない第一、二圃場ではなく、比較的雨に強い高根町にある第三圃場の野菜を直接見てもらい、第三圃場にない野菜は当日朝にサンプルを収穫し見てもらうような段取りです。
少し早めに到着され、挨拶をしたときにはとても疲れている印象でした。
時間はないと聞いていたので、早速畑に向かい野菜の説明をしながら欲しい野菜があればお声かけくださいという流れで進めていき、人参のところで足を止めて数本サンプルとして収穫。
私が歩いている後ろから「うまっ!」という声が、そこには目を輝かせながら人参を食べているシェフ。
野菜が本当に好きなんだなという料理人としての熱い思いが伝わってきました。
そして軽トラの荷台にサンプルを並べてひとつずつ説明し食べていってもらいましたが、その中に小カブも用意しておりまして、その小カブを食べた瞬間に二度目の「うまっ!!」が。
この時期食べたカブの中で一番美味しいとバリバリ食べられてましたが、その要因としては名古屋を拠点に活動をされている方ですので知多半島や愛知の野菜をメインに食べられていると思います。
私の畑との違いは寒暖の差。
多治見と言えば夏は最高に暑く、冬も結構寒いのですが寒暖の差もなかなかのものでして、第一、二圃場は北小木町という多治見でも標高の高い場所にありますので夜はかなり寒い。
寒暖の差が激しいと日中は光合成で栄養を作り、夜間は呼吸を抑えて栄養を蓄えるから美味しく、またはストレスにより美味しくなるなど言われております。
(参考:美味しいとは甘いことなのかでも野菜が美味しくなる一因を書いております)
その他、里芋、水菜、大根、小松菜、カボチャ、菜の花、蓮根(※平井農園の野菜ではありませんが理由はこちら)を使っていただくことになりました。

当日は私の野菜が実際にどのように料理されていくのかを見てみたかったので、キッチンにて見学をさせてもらいながら、この料理はこうやって調理している、この野菜はこうしたら美味しくなるなどいろんなことを教えていただきましたが、一番印象に残っている調理方法を紹介致します。
野菜に汗をかかせるという言葉を始めて聞きましたが、今回でいうのであれば人参を半分にカットし水分を飛ばし旨味を凝縮させるため、塩を振ってから蒸す(時間は企業秘密)。
そうすると人参とは思えないとても甘くて美味しい最高の素材が出来上がります
nakayama

そんな調理風景をどうしても見て欲しい人がいたので一緒に参加してもらうことに…

妻です♪

それがとても申し訳ない感じになってしまいまして、私は自分の野菜を目の前で調理していただき40名弱の評価を間近で感じることが出来るという最高のロケーション。
ですが、いつのまにか妻はお手伝いさせられており私が笛や太鼓の演奏を聞いているときに、奥で一生懸命食器を洗っているという状況。
申し訳ないと思い、帰りのお買い物ではもちろん支払いをさせていただきました。
さすが自他共に認める頼まれ屋、どこへいっても何かをいつも頼まれてます。

この話はこの辺にしておきまして、皆様が料理を食べてるところに中山シェフが登場し今回の料理の説明が始まり、その中でメインの野菜を提供いただいた農家としてご紹介いただき、「農家の思いをどうぞ!」というフリから少しだけ話をさせていただきましたが、あがり症の私はこういったのが大の苦手。
とは言ってもいつかは克服しなければ(このスタイルの)農家としては生きていくことができませんので、これも修行だと思い心臓の鼓動を大にしながら思いを精一杯伝えました。
その中でも参加されている方々からありがたいお話を頂戴し、これらがどう展開していくのか楽しみです。

実際私のような超極小農家が生き残っていくには、自分で自分をプロデュースしていくことが必須なわけでしで、その点では今回少し答えが出たような気がします。

今回このような場にお呼びいただけたことへの感謝と共に、多治見で有機野菜、無農薬野菜を探している方がいらっしゃいまいたら出来る限り参加させていただきたいと思いますので、お気軽にお声かけ下さい。