修行と暴力と農業

最近ニュースを騒がせました高級日本料理店オーナーによる傷害ですが、私も農家なもんですから商売上関係ありますので、思うことを書いていきます。

※先に断っておきますが、実際にそんな暴力行為を働いている方はごく一部であり、全ての方がそうではありません。

暴力が当たり前の飲食業界


友人、家族と料理に携わっているので実際の現場はどうなのかというところ・・・
特定を防ぐためにぼかしていきますが(以前のブログからぼかすことが多いのはご愛嬌)、やはり暴力が珍しくない業界なのかもしれません

まだサラリーマンだった5年ぐらい前は休みが合えばよく弟とテニスに行っておりました。

約束したコートへ向かうと、そこには目の下に出来る隈をもっとどす黒く顔全体に広げた状態の弟らしき人物が。

そんな冗談みたいな顔をしていたので、
「何があった!!??」
と驚きながら聞くと、どうやら殴られて頭を強打したみたい。

私の世界でそこまでの傷ならもう事件ですが、そんな事にはならないらしく病院も行ってないぐらいでしたので、兄としては何かあったら困るから病院へ行って診断書だけは貰っておくようアドバイスしました。

 傷害という認識ではなくこれぐらいは良くあることという認識なんでしょう。

私もないことはないですが、そんなのはイレギュラーですから!
ちなみに弟の業界はフレンチ。

和食はもっと凄いぞ!!


和食を専攻している10代からの付き合いの友人。

私が20代前半の時に上京した半年後その友人も上京し、少しの期間一緒に住んでいました。
それから5年後私は名古屋に引越し、一方友人はずっと東京。

そんな友人と先日久しぶりに東京で会ってきました。
いろんな話をする中で最近ニュースで聞いた日本料理店オーナーの件について聞いてみると、「そんなに驚くことじゃない。」と一言。

再会したときから、昔こんな傷あったかなと気になっていた傷があったのですが、指で指しながら、
「11針。」

こういった業界だからとだけ言われました。

口を開けばコンプライアンスの時代にこんなことが当たり前にあるのかと

そして驚くのが労働時間の長さ
朝から晩まで15時間労働(拘束時間含む)で週に1度の休み。

業界は違いますが、私も近い状態で働いていたことがあります。
体と脳が疲弊し通常の判断ができなくなり、電車通勤の際に誤って白人男性の靴を踏んでしまい目の前で「F〇ck you!!」と言われたことがありますが、それでも頭はボーっとしていました。

そんな経験から過労がどれほど肉体、精神を蝕んでいくのかが良く理解できます。

世間一般でブラック企業絡みの事件があると、なぜそんな状態で働くのか、辞めたら良いのにという意見もありますが、判断力が著しく低下し考えることができなくなるんです。

しかしこのシステムを雇う側から見て下さい。
これ以上は書きませんが、なぜこんな労働環境が蔓延しているのか理解できるはずです。

現代の奴隷と言われても否定できないレタス村の闇


ブラックと言ったらレタスで有名な川〇村もかなり叩かれていましたね。

中国人技能実習生を奴隷のように扱っていたと言われていますが、私個人で知り合いがいないので真実はわかりません。
が、日本はもとよりアメリカ大使館からまでも批判されたとなると、もう村レベルでは何ともできないでしょう。

あれほどマスコミに持て囃された村が一転、こんなことになるとは思ってもみませんでした

これらの労働(というか暴力)問題はこれからより顕在化していき、そういったお店が淘汰される時代がくるかもしれません。

なぜなら今はそんなお店に人が集まらなくなってきているからです。
そんな現状を受けてやっと現場も意識が変わっていている時なのかもしれません。

売り手市場ですからそうなるのは当然で、人材を人財として扱ってきた企業がより伸びていくと私は考えております。
ただし、移民受入れが本格的に始まってしまったらこの限りではありませんが。

最後に


農業は元祖ブラックだと思われる方もいらっしゃると思いますが、賃金だけを目的とした場合ならそうかもしれません。

しかし私は自分の考えや思いを体現するため畑に向かっておりますので、ブラックと感じることはありませんし、そうならないよう考えることも楽しみです。

その壁を上手くなくすことができなければ雇う側になってはいけないような気がします。